刀豆ってどんな植物?毒性はあるの?

刀豆ってどんな植物?毒性はあるの?

Feb 20、2026えんめい茶本舗スタッフ

刀豆(なたまめ)をご存知ですか?

あまり身近に感じない方も多いかもしれませんが、意外と普段の生活の中でも存在しています。例えば「なた豆歯磨き粉」、カレーに添える「福神漬け」にも入っています。

この刀豆には、私たちの健康を助けてくれる成分がたくさん含まれているのです。

 

 

刀豆(なたまめ)とは?

 

ナタマメは、サヤが中国の青龍刀のような形をしていることからその名がつけられ、蔓(つる)は高さが6メートルにもなり、童話「ジャックと豆の木」のモデルになった植物と言われています。

食用や薬用目的で栽培されている、熱帯アジア原産のマメ科植物で、成長するとサヤの長さは約50センチほど、豆の大きさは約3~5センチと大変大きくなります。

日本への伝来は江戸時代頃とされ、別名タテハキ(帯刀)、トウズ(刀豆)、鉈豆、大刀豆、刀鞘豆、など呼ばれ、膿出しの薬として利用されてきました。

刀豆の成分

 

古くから生薬として親しまれてきた刀豆は、漢方について書かれた書籍「本草網目」の中で刀豆の効能として「腎を益し、元を補う」と書かれており、刀豆は古くから「膿取り豆」と呼ばれ、民間療法では蓄膿症(副鼻腔炎)や鼻炎の改善に使われてきました。

 

特有の成分である「コンカナバリンA」や「カナバニン」がそれらの働きに役立っています。

「コンカナバリンA」は腎臓のろ過機能の回復に役立つと言われ、アミノ酸の一種である「カナバニン」には、血液・体液の流れを促進する効果や、膿を排出し炎症を抑える働きがあります。刀豆に豊富に含まれている「ウレアーゼ」は人の体内にもある成分で、尿素を分解する働きがあり、「ウレアーゼ」が正常に働くことで有毒な物質を体外に排出できます。

他にも、亜鉛、鉄、マグネシウムなどのミネラル類や良質のたんぱく質を含んでおり、血行や水分の代謝を促進する働きがあり、むくみの改善が期待できます。  

刀豆の活用法

 

刀豆は支柱となる物があればぐんぐん伸びていき、よく繁茂する緑色のつると、赤紫色(赤豆)や白色(白豆)の花も清々しく、美しいカーテンとしておすすめです。

 

刀豆の若いサヤ(1020センチまでのもの)は、炒めものや味噌漬、胡麻和えや天ぷら、塩漬け、茹でたものを刻んでサラダなどで食べることができ、味はそら豆に似ています。

 

刀豆の「カナバニン」は、膿をともなう痔ろうやいぼ痔などにも効果が期待できます。
お茶を飲む方法に加え、刀豆を煎じた汁をたっぷり浸したガーゼを直接患部にあて、これを数回繰り返すと良いとされます。

刀豆の毒性

 

刀豆にも毒性があるものと無いものとがあり、白い花に白い豆の種類(白ナタマメ)には毒性はありませんが、赤い花で赤い豆の種類(赤ナタマメ)には若いさやと完熟豆にごくわずかな毒性があり、さらに褐色の豆にも毒性があるといわれています。

 

また、成熟した豆には強いアクがあるため、そのまま食べると吐き気や下痢、腹痛を引き起こすことがあります。食用にするには何度もゆでこぼす等の慎重な処理が必要になるため、ご自宅での調理は注意が必要です。加熱・焙煎した刀豆茶などは加工してあるため、安心して活用できます。

 

 

まとめ

 

以上のように、刀豆には腎機能の回復、むくみ解消、血流の改善、体内の膿を出し、炎症を抑える働きがあるといわれています。なかなか個性的な特徴をもつ植物というのがわかりました。身体にとっても他にはない魅力的な植物ですので、必要に応じて活用していきたいですね。

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