「ルイボスティー」という名前は聞いたことがあっても、「グリーンルイボス」はまだあまり馴染みがないという方も多いのではないでしょうか。実は、グリーンルイボスは通常のルイボスティー(レッドルイボス)よりもはるかに豊富な栄養成分を持つ、注目度の高い健康茶です。ノンカフェインで体にやさしく、30〜50代の女性を中心に美容・健康の面から支持が広まっています。
今回は、グリーンルイボスが選ばれる理由を、その製法の違いと成分の観点からわかりやすくご紹介します。
グリーンルイボスとレッドルイボスとの製法の違い
一般的なルイボスティーは、収穫後に茶葉を発酵させることで、あの深みのある赤茶色と濃厚な風味が生まれます。一方グリーンルイボスは、収穫した茶葉を急速に乾燥させることで発酵を防ぐ特殊製法で作られており、茶葉の色も緑色のまま保たれます。この製法の違いが、栄養成分の差に大きく影響しています。
発酵の工程を経ないグリーンルイボスには、通常のルイボスティーと比べてフラボノイドが10倍以上、注目成分のアスパラチンに至っては約40〜80倍も多く含まれています。
従来のルイボスティーは、綺麗な赤茶色のお茶で、蒸れたような発酵の匂いとほのかに甘いフルーティーな香りが特徴です。牛乳やレモンを加えても美味しく飲むことができますが、香りが独特なため、やや好みが分かれます。
グリーンルイボスティーは、あっさりしていてさわやかな風味なので、発酵されたルイボスティーの香りが苦手な方にもお勧めです。またルイボスは自然発酵が進みやすいハーブのため、発酵しないよう管理が必要なグリーンルイボスは、レッドルイボスより高価です。緑茶に似た香りで癖が少ないので、小さなお子さまはもちろん、家族みんなで飲むことができます。
注目成分①|アスパラチン — ルイボスだけに含まれる特有のフラボノイド
アスパラチンはフラボノイドの一種で、ルイボスにのみ含まれる特有の成分です。特にグリーンルイボスに多く含まれており、高血糖やメタボリックシンドロームを予防する効果があるとして近年注目が集まっています。
高血糖になると、体の組織を構成するタンパク質に糖化が起こり、タンパク質の機能が低下します。その結果、肌のしわ・たるみにつながってしまいます。さらに、糖化したタンパク質(AGEs)が細胞に沈着すると、黄色くくすんで見え、透明感のない肌感になります。
またアスパラチンは、痛風の原因となる尿酸の産生に関わる酵素反応を抑制し、その過程で発生する活性酸素を抑えることも明らかになっています。動物試験では、2型糖尿病モデルのラットにアスパラチンを与えたところ、筋肉へのグルコースの取り込みと、血糖値を下げるホルモンであるインスリンの分泌増加が確認されています。今後のヒトを対象にした研究結果にも期待が高まります。
注目成分②|SOD酵素 — 体の「さび」を防ぐ抗酸化のカギ
グリーンルイボスにはSOD酵素という強力な抗酸化物質が含まれており、体内の活性酸素を抑える働きがあります。活性酸素は肌の老化や生活習慣病のリスクに関係することから、SOD酵素は美容や健康のサポートに寄与すると考えられています。グリーンルイボスは発酵工程を行わないため、こうした酵素が比較的多く残る傾向にあります。国内でも順天堂大学医学部で行われた研究で、ルイボスティーを投与したラットは非投与群に比べて活性酸素抑制酵素(SOD)が有意に高値を示したとの報告があります。
注目成分③|ポリフェノール群 — 複数の働きで体を内側からサポート
グリーンルイボスにはアスパラチンのほかにも、抗酸化作用のある「ルテリオン」「ケルセチン」、血流改善効果が期待できる「ルチン」といったフラボノイドが豊富に含まれています。
また、グリーンルイボスティーは一般的なルイボスティーと比べて、お茶として煮出したときのポリフェノールの抽出量が高く、高温で煮出してもポリフェノール抽出量への影響が少ないのも特徴的です。忙しいときにもお湯を使って手軽に抽出できるため、日常に取り入れやすいお茶と言えます。 
飲むタイミングがカギ
ポリフェノールは水に溶けやすい水溶性の性質を持っています。水分と一緒に体内に吸収されるため、比較的短時間で効果を発揮する一方で、余ったポリフェノールは尿と一緒に排出されてしまいます。多くの研究者によるこれまでの報告では、摂取後約2時間でピークを迎え、4時間後には消えてしまうといわれています。
一度に大量に摂取するのではなく、効果が切れる時間、3~4時間ごとに細かく分けて取るのが効果的です。また、空腹よりも、朝食・昼食・おやつ・夕食など、食事と一緒に取った方が効率よく吸収することができます。 
期待できる主な効果
∙ エイジングケアへのアプローチ — 活性酸素を抑えることでシミ・シワ・たるみのケアに
∙ 血糖値の上昇を穏やかに — アスパラチンによる糖代謝サポート
∙ むくみの改善 — カリウムが余分な水分の排出を助ける
∙ リラックス・睡眠の質向上 — マグネシウムが神経の過緊張を和らげる
∙ 抗アレルギー作用 — SOD様酵素による抗ヒスタミン作用
まとめ
グリーンルイボスは、「発酵させない」という選択が生み出す、栄養価の高い健康茶と言うことがわかりました。アスパラチンをはじめとするフラボノイドが豊富に含まれ、美容・血糖ケア・抗酸化と、30〜50代の女性が気になる健康課題に幅広くアプローチしてくれます。毎日飲んでいるうちに、いつのまにかツヤツヤ健康美人になってしまうかもしれませんね♪