熱中症

熱中症

Aug 25、2025えんめい茶本舗スタッフ

連続熱中症アラートが出られるほど危険な暑さが続いています。 実際夏に限らず、春や秋でも熱中症になり得ることは、ニュースなどでもよく報道されています。

熱中症について正しい知識、正しい予防方法を行っていきましょう。

 

 

□熱中症とは

気温や湿度が高い環境に長くいることで、体温の調節機能がうまく働かず、体内に熱がこもり、体温が異常に上昇することで熱中症は起こります。

屋外だけではなく、屋内でも発症し、めまい吐き気や、頭痛、失神などさまざまな症状をきたします。

 

 

□朝食を抜くことで熱中症リスクを高める!?

 あまり知られていないが、食事による水分摂取は一日に摂取する水分量の半分に相当します。夜間の睡眠中に汗をかくため、朝は脱水傾向になります。もしも朝食を抜いたままでいると、さらに脱水を進行させてしまいます。バランスを取られた朝食は、水分や塩分摂取の有効な手段となり、熱中症対策の第一歩となります。

 

 

□熱中症になりやすい身体の状態

・風邪・気分などの体調不良(下痢、脱水)

・お酒をたくさん飲んだ翌日(アルコール分解に水分を大量に使う。利尿作用があり脱水状態になっている)

・寝不足(注意力、集中力低下、体温コントロール不良)

・内服薬(利尿作用、発汗、体温調整を妨げる作用の薬)

・糖尿病や腎臓病(脱水を生じやすい、塩分不足)

・肥満傾向・皮下脂肪の厚い人(体表面から熱を放散しにくい)

 

 

□筋肉は水分の貯蔵庫

身体の水分量の比率は、筋肉の中に約8割の水分が貯蔵されています。 成人の体の約6割は水分で、加齢とともにこの水分量は少なくなっていきます。加齢に伴って筋肉量が減るのが原因です。

筋肉に蓄えられた水分は、脱水症状や熱中症と深い関係があります。汗をかくと、まず最初に血管内の水分が失われます。そのままでは血液の量が減り濃縮されてしまいますが、筋肉に十分な水分があればすぐに血管内の水分は補充されます。筋肉の量が少ないと、補給できる水分が不足しやすいため、脱水症状が起こりやすく、重症になりやすいです。毎日短時間でも筋トレを行うことがおすすめです。 

 

□熱中症予防には「暑熱順化」

人間は暑さに、多少ですが慣れることが出来ます。。これを「暑熱順化」といいます。 暑熱順化により、早く汗が出るようになり、体温の上昇を食い止められるようになります。 暑くなる前に身体を熱中症対応モードにして、暑さに強い身体を作りましょう。

暑熱順化のポイントは、汗をかくこと。運動や入浴など、日常生活の中で行えます。個人差もありますが、数日から2週間程度で、体を暑さに慣れさせることができます。暑くなる前から余裕をもって、暑熱順化を始めてください。家の中でのストレッチや入浴がおススメです。

 

 

□熱中症にならないために

まずはこまめに水分補給

 のどが渇いていなくても、こまめに水分をとりましょう。スポーツドリンクなどの塩分や糖分を含む飲み物は水分の吸収がスムーズにでき、汗で失われた塩分の補給にもつながります。

 

塩分をほどよく摂取

 過度に塩分を取る必要はありませんが、毎日の食事を通してそれほどよく塩分をとりましょう。 大量の汗をかくときは、特に塩分補給をしましょう。ただし、かかりつけ医から水分や塩分の制限をされている場合は、よく相談の上指示に従いましょう。

 

・睡眠環境を快適に保つ

通気性や吸水性の良い寝具を使用し、エアコンや扇風機を適度に使って睡眠環境を整え、寝ている間の熱中症を防ぐと同時に、日々ぐっすり眠ることで翌日の熱中症を予防しましょう。

 

気温と湿度を注意

今自分のいる環境の気温やをいつも気をつけましょう。 屋内の場合は、日差しを遮り風通しを良くすることで、気温や湿度が高くなるのを防ぎましょう。

 

・室内を涼しく

扇風機やエアコンで室温を適度に下げましょう。過度の節電や「この程度の暑さなら大丈夫」と我慢をしてはいけません。

 

冷却グッズを活用

冷却シートやスカーフ、氷枕などの冷却グッズを活用しましょう。毎日の生活で使えるものから夏の寝苦しさをやわらげるようなものまで、様々なグッズがあります。ちなみに首元など太い血管が体の表面近くを通っているところを冷やすと、効率よく体を冷やすことが出来ます。

普段から自分で行える熱中症対策を知ることで、夏を楽しみましょう。

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