夏の風物詩 水出し茶
水分補給が欠かせない暑い季節に重宝する水出しのお茶。たくさん飲んでもカロリーが気にならないお茶は、常に冷蔵庫にストックしておきたいものです。
しかし冷たいお茶は、すべて水出し茶だと思っていませんか?その多くはお湯で淹れたお茶を冷やしたものであり、冷たい水で時間をかけてじっくりと淹れたお茶のことを「水出し茶」といいます。ではお湯出しと水出しとどんな違いがあるのか見ていきましょう。
旨みや甘みが魅力の水出し
実は、お湯で淹れたものよりも優秀な面がたくさんある「水出し茶」。
冷たい水で抽出するので、お湯を沸かして冷ます手間がなく簡単に作れ、火やお湯を使わないのでお子様でも安心して作れます。
またじっくり成分を抽出することで、旨み成分「テアニン(アミノ酸)」を引き出しやすくなり、お茶の苦みや渋み成分「カテキン」や「カフェイン」が抽出されにくく、まろやかですっきりとしたお茶本来の風味や旨みが味わえるのです。
体にうれしいこんな効能が!?
水出し茶は、熱により壊れてしまうビタミンCをより豊富に摂取することができます。風邪やウイルスから体を守るのに役立つほか、紫外線対策に役立ち、シミや肌荒れ予防にもなります。水分補給は熱中症予防だけでなく、リラックス効果や免疫活性化効果があると言われています。
どんな種類のお茶でも水出しにできる?
「ルイボスティー」、「黒豆茶」、「あずき茶」、「韃靼そば茶」、「玄米珈琲」、「緑茶」、「烏龍茶」、「紅茶」など「水出し用」となっているものはOKなので、いろいろな味を楽しむことができます。超簡単!美味しい水出し茶の作り方
1.ポットに水を注ぎ、ティーバッグを入れます。
カルキ臭が気になる方は水道水を沸騰させ冷ましてからご使用ください。
2.そのまま冷蔵庫へ入れて冷やします(2-5時間)お好みで抽出時間を調節してください。
飲み頃になったらティーバッグを取り出して、かき混ぜてから飲みましょう。
※水には硬水と軟水がありますが、適しているのは軟水です。
冷蔵庫で1~2日間程度保存ができますが、できるだけ新鮮なうちに飲むことをおすすめします。
まとめ
アレンジ次第でもっと幅広い楽しみ方ができます。フルーツやサイダー、お酢などと合わせたり、ミントやハーブを加えて爽やかな風味にしても、手軽に簡単に美味しい水出し茶を楽しめます。夏にぴったりの自分好みの楽しみ方を見つけてはいかがでしょうか?