1:キャッツクローという植物
キャッツクローは、スペイン語で「ウニャ・デ・ガト」と呼ばれ、アマゾン熱帯雨林と中南米の熱帯地域が原産となる、ウンカリナ属の高さ30mまで成長する木本性大型つる植物です。(自重の支持を他に依存する樹木)
つる全体にみられる「猫の爪=キャッツクロー」フック状のトゲに由来しています。アマゾン熱帯雨林ではUncarina Tomenntosa(小さな黄色がかった白い花)、Uncarina Guianensis(カーブの強いとげ、オレンジ色の花)、というように2種のUncarinaが互換的に使われています。
2:キャッツクローの効果
〇キャッツクローで最も注目されているのは、樹皮や根に含有される「6種のアルカロイド」です。この成分により、人体の免疫機能の向上されることが報告されています。またそのうちの5種のアルカロイドは、抗リウマチ特性があることが臨床的に実証されています。
〇有効成分ベータシトステロール、酸、抗酸化物質などの植物性ステロール(細胞膜の構成要素)、またキノビックアシッドグリコシド(植物化学成分)には強力な消炎作用が証明されています。
3:アルカロイドとは
アルカロイドは、微生物・真菌・植物・動物など様々な生物によって産生される成分の一つです。多くのアルカロイドは、他の生物に対して有毒であったりしますが、アルカロイド含有植物は、医療ならびに娯楽目的でも古代から人に利用されてきた歴史をもちます。ほとんどのアルカロイドは苦みを有しており、植物は動物から自身を守るために、これら苦み物質を産生する能力を進化により獲得したと考えられています。
4:痛みの養生
キャッツクローの鎮痛効果
〇慢性の痛み:腰痛・リウマチ・神経痛・ヘルニアなど
キャッツクローの抗炎症作用から炎症を鎮静化に働き、痛みの緩和をする。
〇発作的な痛み:片頭痛・生理痛・天気痛・古傷・帯状の後遺症など
キャッツクローのの血流改善効果+鎮痛作用から即効性のある痛みの緩和をする。