カラダという漢字の旧字体は『肉体』、骨が豊かであることが私たちのカラダや活動を支えてくれています。 健康な強い骨は、若い時からの毎日の生活で作られています。 人生100年時代、最後まで元気に過ごす「健康長寿」には転ばない足元が必須。 年齢を重ねても、自分の足で歩く!美しい姿勢で見て!
骨のこと知ってる?ヒトの骨の数は何人?
基本的には206個存在し、数の過不足はありません。
幼児の骨はプラス100個ほどで、成長とともに軟骨の「骨化」融合により、18歳くらいまでに形成されていきます。
骨は生きている臓器です!
骨は形成されたらどんどんではなく、成人になり成長が頑張っても、常に強さやしなやかさを置いて入れ替わっています。骨は1年間でおよそ20%形成されていきますので、全身の骨が新しくリニューアルされるのにおよそ3 ~5年かかります。
『骨の再生は…』
その1:骨細胞自体が現場監督となり、自らを指揮する
その2:破骨細胞が骨を溶かす『骨吸収』が行われる
その3:骨芽細胞が骨をつくる『骨形成』が行われる
骨は一体どんなものはたらきをするの?
□体を支える:上肢・下肢・体幹の支柱また筋肉や内臓のサポートになります。
□カラダの重要な組織を守って守る:脳・心臓・肺・骨髄など周囲を骨で囲い守る。
□筋肉と協力して運動する:骨に残っている筋肉の縮み緩みによって関節を動かす。
□骨の中で血液を作る:赤色骨髄で「赤血球」「白血球」「血しょう板」を生成。十分に成熟した血液細胞のみ血中に出る。
□カルシウムの保存庫:体内のカルシウムの99%は、骨と歯に存在しています。残りの1%は、血液・筋肉・神経に存在しています。そして血中濃度の1%は、常に一定に保たれるよう、骨はカルシウム銀行の役割をしています。
骨のトラブル「骨粗鬆症」(こつそしょうしょう)
骨は加齢とともに骨形成が追いつかず、もろくなっていきます。 骨の密度が20~40歳の平均の70%未満であることで、骨粗鬆症の診断をされることが多いです。50代では10人に1人、80代では2人に1人、年齢とともに増加傾向にあり、合併症としてあげられるのは「骨折」です。
簡単知ろう!骨のこと。
骨の成長は、20歳までが骨強化期と言われています。骨のためにコツコツ「カルシウム」を摂りましょう。
□魚介類:干しエビ・イワシ・しらす・サバ缶
□海藻類:干しひじき・刻昆布・乾燥わかめ・青のり
□乳類:ナチュラルチーズ・プロセスチーズ・
カマンベールチーズ・ヨーグルト・牛乳
□豆類:乾おから・油揚げ・きな粉・焼き豆腐
□種実類:煎りごま・練りごま・アーモンド・くるみ
□野菜:切干大根・パセリ・モロヘイヤ・小松菜
女性は出産・閉経などを経て、大きく体が変化します。出産前後のカルシウム不足は、骨老化につながります。また閉経後には、骨密度が大幅に減少する時期を迎えます。
□すぎな
多くの「ケイ素」を茎部に含み、カルシウム・コラーゲンの生成をサポート。骨には必須成分をもつ優れた野草。
□ヨモギ
血液を浄化して腸や肝臓を元気にすることでカルシウムの吸収力を高めます。
□黒豆
女性ホルモンの一つ「エストロゲン」に似た作用をするイソフラボンを含み、骨老化の予防に。
□ハトムギ
骨の細胞活性に役立つ成分を含む、骨の代謝をケア。
□クマザサクマザサ
葉の抽出液は骨芽細胞と破骨細胞を制御することで骨の再生活動をサポートします。
まとめ
普段から症状がない方でも、人生が縮んできたり、日常の咳・くしゃみなどちょっとしたことで骨折してしまうことを知っておいて大事です。毎日の転ばない筋肉づくりを心がけ、骨をサポートしましょう。