秋は「肺」をいたわる季節
9月に入り、朝晩は涼しさが感じられるようになりました。日中はまだ蒸し暑さが残りますが、空気は次第に乾き始め、季節は少しずつ秋へと移ろっています。
東洋医学では、秋は「肺」に対応する季節とされています。肺は呼吸や皮膚の潤いをつかさどり、乾燥に弱い臓腑です。そのため、秋になると「のどがイガイガする」「咳が出やすい」「肌がカサカサする」といった症状が出やすくなります。
また、夏の間に冷たいものや冷房で弱った胃腸をそのままにしておくと、肺をはじめとした呼吸器系の不調にもつながりやすくなります。9月は、夏の疲れをリセットし、これから訪れる秋の乾燥に備えることが大切です。
潤いを補う食材の知恵
秋の養生では「潤す食材」を意識して取り入れると良いとされています。
- 梨:のどの渇きをいやし、咳や痰を鎮めると伝えられています。生のまま食べてもいいですし、コンポートなどにして温かくいただくのもおすすめです。
- 白きくらげ:別名「食べる保湿材」とも呼ばれるほど、体を内側から潤してくれる食材。杏仁やナツメと合わせてスープにすると、秋の薬膳風になります。
- 大根:辛み成分がのどをすっきりさせ、消化を助ける働きも。おろしにしたり、煮物に加えたりと毎日の食卓で活躍します。
こうした旬の食材を少しずつ取り入れることで、からだの内側から「潤い」をチャージしていきましょう。
野草茶でからだをととのえる
毎日飲むお茶も、秋の養生に役立ちます。えんめい茶本舗の野草茶は、長年に渡り人々の暮らしに寄り添ってきた自然の恵みを活かしたブレンド茶を多く取り扱っています。季節の変わり目の体調管理にぴったりです。
とくにおすすめは、22種類もの和漢草を調和させた 「金印えんめい茶」。冷たいものをとり過ぎて疲れた胃腸をやさしく労わり、からだを内側から整えてくれます。
そのほかにも、体調や目的に合わせて選べるブレンドが揃っています。
- はとむぎ茶:むくみや水分バランスが気になる方に、美容と健康を支える穀物茶。
- くま笹茶:気分を落ち着けたい時に、ほっと安らぐ味わいのお茶。
- 金銀花(どくだみ・ペパーミントブレンド):のどを潤し、口の中をさわやかに保ってくれます。乾燥が気になる秋にホットでどうぞ。
どれもノンカフェインで、毎日の生活に取り入れやすく、ご家族皆さまで安心してお楽しみいただけます。
まとめ
9月は、夏に受けたダメージをやさしく回復させ、これから訪れる秋の乾燥に備えるための「養生の分岐点」です。
旬の食材で潤いを補い、温かい野草茶で胃腸と呼吸を整えることが、元気な秋を過ごす秘訣。毎日の食卓やお茶の時間に季節の知恵をとり入れて、心も体も豊かに秋を迎えてみませんか。