どくだみ茶は「美容と健康によい」というイメージがありますが、どのような効能・効果があるかご存知でしょうか。
身近な場所で育つどくだみには、お茶として飲み続けることで体によい成分がたくさん含まれています。
この記事では、どくだみ茶の味と成分、飲む際の注意点について解説します。
どくだみ茶とは?
どくだみは日本各地(本州、四国、九州、沖縄)に広く分布しています。山野をはじめ身近な場所にも自生する多年草です。
ゲンノショウコ、センブリと並ぶ日本三大民間薬のひとつで、多くの方に健康茶として愛用されています。
どくだみの名前の由来は「毒を矯める(毒をためる=なおす、矯正する)」など多数の説があります。
どくだみの歴史は古く、江戸時代の本草書「大和本草」には十種類の効果があると記されている生薬です
どくだみ茶の味は?
どくだみと聞くと独特な味や匂いがあるため、不味い味を想像する方も多いかもしれません。
しかしどくだみはしっかり乾燥させ、じっくり丁寧に焙煎する事によってあの独特な嫌な香りが爽やかな香りに変化します。
味は少し甘味があり、慣れてしまえば香りも程よいクセになるお茶です。
どくだみ茶はこんな方におすすめ
どくだみは身近な場所で簡単に採取でき、インターネット通販でも手に入る身近な生薬です。美容と健康を保つために大切な栄養素や機能成分が多く含まれています。「どくだみ茶」も健康によいとされ、次の3つに当てはまる方にとくにおすすめです。- 日常生活で自然由来の成分を気軽に取り入れたい方
- 美容と健康が気になる方
- 長時間同じ体勢でいる事が多い方
どくだみに含まれる成分
どくだみ茶には、以下のような主要な成分が含まれています。
1. タンニン
どくだみ茶に含まれるタンニンは、その苦味と渋みの原因の一つです。タンニンは抗酸化物質であり、体内の有害なフリーラジカルを除去するのに役立ちます。また、消化器系の健康をサポートし、軽度の下痢や消化不良の症状を緩和する可能性があります。
2. カテキン
どくだみ茶には、緑茶にも豊富に含まれるカテキンが含まれています。カテキンは強力な抗酸化作用を持ち、免疫システムの強化や炎症の軽減に役立ちます。さらに、カテキンは心血管系の健康をサポートし、血圧やコレステロール値の調整に寄与する可能性があります。
3. フラボノイド
どくだみ茶には、フラボノイドとして知られる植物由来の化合物が豊富に含まれています。これらの化合物は、血管を強化し、血行を改善することで心臓の健康を促進する可能性があります。また、フラボノイドは抗炎症作用を持ち、炎症性疾患の症状を緩和する助けになると考えられています。
4. ビタミンおよびミネラル
どくだみ茶には、ビタミンやミネラルも含まれています。特にビタミンCやビタミンE、カルシウム、マグネシウムなどが挙げられます。これらの栄養素は免疫システムのサポートや骨の健康維持に役立ちます。
どくだみ茶の副作用は?
美容と健康によいとされるどくだみ茶ですが、飲む際に注意点があります。持病や体調によっては成分が禁忌になることもあります。体質に合わない場合は控えましょう。どくだみ茶を飲む際の、主な注意点を4つ紹介します。摂りすぎに注意する
どくだみ茶に含まれるマグネシウムやクエルシトリンは、利尿作用のほか、お腹を緩くする働きもあります。過剰摂取すると胃腸が弱まり、下痢や頻尿になる場合もあります。体によいからといって飲み過ぎず、普段通りお茶を飲むタイミングで摂取しましょう。
まとめ
古来より生薬として利用されてきたどくだみは、お茶としても多くの人々に親しまれてきました。
どくだみ茶は、体調や体質によっては留意すべきですが、美容と健康を保つためにおすすめの健康茶です。
どくだみ茶が飲みにくい場合は、他のお茶とブレンドすると飲みやすくなります。
えんめい茶本舗ではどくだみ茶以外にもブレンドしたどくだみ茶もありますのでぜひお試しください。