世界中で愛されるルイボスティー
近年美容・健康への効果が知られるようになり、世界各地で注目されるようになったルイボスティー。カフェインを含まず、口当たりまろやかで、小さなお子様や妊娠中や授乳中の女性まで、家族全員が安心して飲めるお茶として愛されてきました。
どんな効果・効能があるのかご存知でしょうか?ルイボスティーの歴史や、嬉しい効果、副作用などについてご紹介します。
1.ルイボスティーの歴史
南アフリカ共和国のセダルバーグ山脈の高原地帯で古くから自生するマメ科の低木から作られるお茶です。この地域以外では栽培されておらず、世界の「茶」の生産量の1%未満しかない希少な植物です。赤い枝を持ち、針型の緑の葉は落葉するときに赤褐色に変化します。先住民は6000年以上前から、万病平癒のためにルイボスの葉を煎じて飲んでいたとされており、洞窟の壁画にもその様子が残っています。今でも現地では「不老長寿」のお茶として重宝されています。
2.ルイボスで花粉症が軽減する?!その効果・効能とは?
「魅惑の健康茶」との愛称もあるルイボスは、強力な抗酸化作用を持ち、ミネラル類を豊富に含んでいるため、数々の健康効果が期待されています。
- 抗酸化作用
ポリフェノールが豊富に含まれており、その高い抗酸化作用から細胞のダメージを軽減し、老化を防ぐ助けとなり美肌効果につながります。
- リラックス効果
カフェインを含まないため、リラックスやストレス軽減に適しています。就寝前に飲むことで、安眠をサポートすることもあります。
- アレルギー緩和
抗ヒスタミン作用があるため、アレルギー症状の軽減に役立ち、花粉症やアレルギー皮膚炎の改善をサポートし、体内の免疫力を高めます。
- 血糖値の調整
一部の研究結果によると、血糖値の上昇を抑制する効果があり、糖尿病を予防するとされています。
- 消化促進
消化を助け、胃腸の不調を緩和することがあります。
3.茶葉のグレードがある?味や香りは?!
ルイボスティーに使われるのは、葉と茎になります。葉は色が濃く抗酸化作用が期待できるポリフェノールを多く含んでいます。グレードは、茶葉のカットサイズや茎の含有量などによって、異なってきます。茶葉に含まれる葉の割合が多いほど、グレードが高くなります。また有機ルイボスティーは、農薬や肥料を使わずに生産される最高ランクとされ、有機JAS認定を受けるためには、南アフリカで育つマメ科のルイボス(茶葉)が有機栽培されている必要があります。
茶葉のグレード
・チョイス
茶葉のカットが荒く、茎の割合が多い。ほかのハーブとも相性が良く、ブレンドティーに向いています。
・スペーリア
茶葉のカットは細かく、茎の割合も少なめ。甘みや香りが漂い、しっかりとした味わい。
・クラッシック
茶葉のカットは均一で繊細。茎の割合が最も少なく、3種類の中で一番グレードが高い。
見た目がそろって美しく、濃厚でまろやか。
4.副作用はある?飲みすぎは良くない?
一般的にはほかのお茶に比べて副作用が少ないとされています。
カルシウムやマグネシウムなどのミネラルが豊富に含まれており、体内の水分調節や血圧コントロールに役立ちますが、過剰摂取には注意が必要です。1日の摂取目安量は約500mlとし、自分の体調や状況に合わせて楽しんでください。
こんな人におすすめ
・カフェインを避けたい人
・アレルギー症状を軽減したい人
・美容と健康に気を使う人
・リラックスしたい人
5.まとめ
ほのかな甘みを感じる独特の味わいで、渋みや苦みが少なく、ホットでもアイスでも楽しめるルイボスティー。和食から洋食、スイーツまで幅広い料理と合わせやすく、はちみつやミルクなどと合わせても楽しめます。日頃の健康生活に取り入れてみてはいかがでしょうか。